「百姓百作シリーズ」の第1号、『黄麹・安納芋』は、香り華やかに、ふくよかな芋の風味が特徴の人気焼酎です。
「黄麹」という、焼酎づくりには難しい麹をつかいますため、少量生産となっております。
■安納芋(あんのういも)
安納芋は、第二次世界大戦後にスマトラ島北部の地域から日本兵が持ち帰った1個の芋を、鹿児島県種子島の安納地区で栽培しはじめたのがルーツだといわれています。
糖度が高く、食味が良いことから、ほかの地域でも栽培されるようになり、安納地区の名称を取って「安納いも」と呼ばれるようになりました。
■黄麹仕込み
「百姓百作」は、安納芋を使い、さらに本格焼酎の香味に変化をもたせるため、黄麹を使いました。黄麹は、白麹、黒麹と異なり、クエン酸を含んでいないので、普通に仕込めばもろみは、酸敗しやすいです。このため、モロミも比較的低温経過をとらねばなりません。焼酎製造業者にとって技術的に熟練を要するものです。
「百姓百作(ひゃくしょう・ひゃくさく)」は、福岡県嘉穂郡の農家、古野隆雄さんがいつも使われている言葉(造語)です。お「百姓」さんは、春、夏、秋、冬たくさんの野菜を作り、それに必要な道具を何でも自分の手で作るから「百作」です。
私達は、「明るい農村」「農家の嫁」という銘柄を通じて、農業へのご縁を深く感じています。
この「百姓百作」という素晴らしい言葉を、もっと多くの人に知ってほしいと、古野さんにお願いにあがり、銘柄の名前にさせていただきました。